軍用地の探し方 | 軍用地投資ブログ

2021年02月19日

沖縄の軍用地について徹底解説。今回は軍用地の探し方や物件の見つけ方について、さまざまな角度から分かりやすくご説明いたします。

 

 目次

 - 軍用地を探すには

 - 不動産会社のホームページ

 - メールマガジンへの登録は必須

 - 不動産ポータルサイトの活用

 - あなどれない新聞広告

 - 近所の不動産屋にも声かけを

 - 競売・公売物件について

 - 物件探しの前に整理しておくべきこと

 - ハズレのない不動産会社の選び方

 

はじめに

 

皆さま、こんにちは。開南コーポレーション代表の新垣です。

今回からは、いよいよ実践編ということで、軍用地のかしこい探し方についてご紹介。基本的な物件の探し方はもちろん、信頼できる不動産会社の見分け方など、実際に軍用地を購入していくためのアレコレについてお話ししたいと思います。

 

軍用地を探すには

 

軍用地の場合、一般の不動産に比べて物件の絶対数が少ないため、それを取り扱う不動産会社も多くはありません。また、市場に出まわる物件の大半が在沖米軍基地(および自衛隊施設)内の土地であるため、そのほとんどが沖縄県内の業者です。

このように一般的な不動産投資とはアプローチがまったく違うため、軍用地投資の初心者のなかには「どうやって物件を探せばよいか分からない」とお困りの方も多いと思います。ですので、まずは代表的な物件探しの方法をご紹介し、それぞれのメリット・デメリットについて、くわしくご説明してきたいと思います。

 

不動産会社のホームページ

 

軍用地探しにおけるもっともスタンダードな手段といえば、不動産会社のホームページを活用した物件情報の収集です。この方法のメリットは、インターネット環境さえあればいつでも閲覧できるという点で、日本全国どこにお住まいでも気軽に情報収集することが可能。定期的に新着物件をチェックできるのはもちろん、希望の物件があればオンライン上で予約申込みまで行うことができます。

ただし、前述のとおり、軍用地を取り扱う不動産会社は限られていますので、事前に「Google」や「Yahoo!」で「沖縄 軍用地 不動産会社」などと検索し、目ぼしい業者を見つけておく必要があります。

またこの際、注意していただきたいのが、その会社が「軍用地専門」の不動産会社であるかどうか。後ほど別の項でもふれますが、軍用地専門の会社と一般の不動産会社では、知識や経験はもちろん、取り扱っている軍用地の物件数がまったく違うため、ホームページを検索する際はその点もふまえて精査いただければと思います。

そのほか、スマートフォン用のサイトがあるかどうかも意外と重要なポイントですので、あわせて確認しておくとよいでしょう。というのも、人気施設の物件は公開後あっという間に完売となるケースが多いので、タイミングを逃すとなかなか購入できません。そのため、いつでもどこでも自由にサイトを閲覧できるスマートフォンに対応したホームページであることはとても重要なのです。

もちろん当社では、パソコン向けサイト同様、スマホ用ホームページもしっかりと用意しておりますので、時間や場所を選ばずに新着物件のチェックが可能。気になる物件がございましたら、携帯電話からその場ですぐお問合わせいただけます。

 

メールマガジンの登録は必須

 

続いてご紹介させていただくのが、不動産会社が無料で配信する「メールマガジン」への登録ですが、この手法は「嘉手納飛行場」や「那覇空港用地」といった人気施設の物件を探している方にとりわけ有効です。

というのも、通常、人気物件は公開とほぼ同時に申込みが入ってしまうため、気づいた時にはすでに売約済みというケースが少なくありません。こうした事態を未然に防ぐためにも、新着物件の入荷情報を逐一メールを受け取れるようにしておくことで、迅速かつ効率的に物件チェックを行えるというわけなのです。

ただし、メールマガジンを提供している会社はごく少数ですので、この方法はあくまでオプションのひとつとしてご理解いただければと思います。また、メルマガ登録者のなかには同じような物件を探している言わば「ライバル」もいるわけですから、メールが届いたらすぐに開封するように心がけ、気になる軍用地があれば一分一秒でも早く店舗へ連絡することが大切です。

ちなみに当社では、新規物件公開時はもちろん、キャンセルなどで物件を再販売する際も、必ずメールマガジンでお知らせしておりますので、ご登録がまだという方がいらっしゃいましたら、どうぞこちらの「軍用地メールマガジン無料登録ページ」よりご登録ください。

 

不動産ポータルサイトの活用

 

前述のとおり、軍用地探しにおいては不動産会社のホームページが非常に重宝しますが、同じインターネット上のメディアという意味では、さまざまな不動産会社の物件が一堂に揃う「不動産ポータルサイト」の利用もおすすめです。

有名どころでは「SUUMO(スーモ)・HOME’S(ホームズ)・at home(アットホーム)」などがあるかと思いますが、こと軍用地に限ってはこうした全国区の大手サイトよりも、むしろ沖縄ローカルのサイトがおすすめ。地元企業が運営する「グーホーム」や「うちなーらいふ」などは、小規模の不動産会社がホームページ代わりに利用しているケースもあり、思わぬ掘り出しモノに出会える可能性もあります。

ただし、これらのポータルサイトは、基本的に個人・法人向けの一般物件が中心のため、軍用地の掲載自体はそこまで多くありません。また、物件掲載には当然ながら広告料がかかるため、その分が倍率に上乗せされている場合もあるため、その点には注意が必要です。

 

あなどれない新聞広告

 

ここまでインターネットを利用した情報収集についてご紹介してきましたが、それとは別に有効活用していただきたいメディアとして「新聞」があります。

というのも、昔ながらの不動産業者のなかには、新聞にしか物件情報を出さないという方も少なからずいらっしゃるため、ネットだけを見ているとそうした物件を見逃してしまうことも。より幅広く情報収集をしたいという方は、ネットともに上手に使いこなしていただければと思います。

ちなみに、沖縄県の主要地元紙といえば「琉球新報」と「沖縄タイムス」がありますが、いずれも頻繁に軍用地広告を掲載しているので、興味のある方はまず一度ご購入いただき、定期的にチェックする意味がありそうだと感じたら、その時点で定期購読に切り替えてみるのもよいかと思います。

なお、上記二紙は沖縄ローカルの新聞であるため、県外に発送するとなると別途送料が必要です。また、県外への配達には通常2~3日かかることから、紙面を読む前に物件が売約済みとなってしまう可能性もあるため、基本的には沖縄県内にお住まいの方向けの手段ということで捉えておいていただければと思います。

 

近所の不動産屋にも声かけを

 

近年、ネットでの物件情報収集が当たり前になっておりますが、実店舗へ足を運ぶ意味はまったくないのかというと、軍用地の場合そんなことはありません。もちろん、遠方にお住まいの方にはそもそもむずかしい話ではありますが、ネット全盛の時代だからこそ、あえて店舗を訪問することの意味合いは決して小さくありません。

これはなぜかと言いますと、事前にスタッフの方と対面で話をしておくことで、自分を強く印象づけておくことができるからです。そのうえで、例えば「〇〇基地の●●エリアの物件、倍率■■倍以下、予算▲▲円以内であれば購入したいと思うので、入荷したらすぐに連絡いただけますか?」と依頼しておけば、(スタッフも人間ですから)優先的に連絡してもらえることもあるだろうというわけです。

軍用地を扱う不動産会社が、ほぼ毎日のようにメールや電話で問合わせを受けていることを考えますと、わざわざ自分の足でオフィスを訪問し、具体的に相談をしてきてくれるお客様のことを悪く思うはずはありません。県内にお住まいでお時間にゆとりのある方は、急がば回れの精神で、ぜひ周辺の不動産会社に声をかけてまわってみるとよいでしょう。

 

競売・公売物件について

 

頻度はとても低いですが、競売ならびに公売物件として軍用地が取り扱われることもあるので、時間に余裕のある方は確認してみるとよいでしょう。いずれもネットで「競売物件情報」や「公売物件情報」と検索すると専門サイトがヒットしますので、そちらで簡単にご確認いただけます。なお、近年では一般市場よりも高値で取引されるケースが多いため、個人的には、そこまで積極的にチェックする必要はないかと思います。

 

物件探しの前に整理しておくべきこと

 

ここからは実際に物件探しの際、不動産会社に相談するにあたって、あらかじめお客様自身のなかで整理しておいた方がよいポイントについてご説明したいと思います。

まず軍用地の場合、とても大切なのが「どの施設を買うのか(買いたいのか)」を決めることです。これが定まらずにグラグラしていると、不動産会社への相談内容があいまいになり、結果として積極的なサポートを受けにくくなってしまいます。

また、当然ながら予算限度額を決めておくことも重要ですし、金融機関で融資を受ける場合には、その計画や実行可否なども含めて整理しておく必要があります。

不動産会社側としては、「どの施設を買いたいのか?」ということと「予算はいくらか?」さえ分かれば、顧客と物件とをマッチングすることが可能ですので、積極的に物件情報を知らせてもらいたいならば、何をおいてもまずはこの2点を具体的に伝えておくことが重要です。

 

ハズレのない不動産会社の選び方

 

最後に、良心的な軍用地業者の見分け方についてご紹介したいと思います。というのも、売り手市場の軍用地業界では、スタッフの態度が横柄だったり、はたまた説明が不親切だったりと、いまだに殿様商売をしている会社が少なくないというのが現実です。こうした会社と慌てて取引してしまうと、必ずと言ってよいほど後々トラブルになりますので、そうならないためにも不動産会社選びの際は以下の点にご注意いただければと思います。

 

01 ホームページの充実度
自社独自のホームページを備えているのは基本として、物件が定期的に更新されているかどうかにご注意ください。また、物件情報が施設名・価格・倍率だけでなく、細かく記載されていること。

02 サービス品質は問題ないか
ホームページ上に、サービス内容やそのクオリティについて記載があるかどうかも重要です。物件がいくら豊富にそろっていたとしても、当然、それだけでその会社が信頼できるとは限りません。

03 軍用地専門の会社かどうか
軍用地専門の不動産会社は、いわば軍用地売買のプロです。物件数の多さ、種類の豊富さ、情報の確かさ、対応のスムーズさが一般の不動産会社とはまるで違いますので、この点は特に重要です。

04 自社物件が豊富にあるか
自社物件(不動産会社が直接販売する物件)の場合、いわゆる手数料が発生しない分、仲介取引時に比べて購入費用を抑えられます。そのため、自社物件と仲介物件のどちらを中心に取り扱っている会社なのかは非常に重要です。

05 お客様対応はていねいか
トラブルの多い会社の共通点として、お客様対応がルーズであることが挙げられます。一例として、打合せの時間や場所を決める際にお客様の要望を聞かないような会社は、要注意と考えた方がよいでしょう。

 

次回ブログへと続きます。

 

今回は軍用地物件の上手な探し方についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

理想の物件購入のためには、ホームページ・メールマガジン・ポータルサイトなど、インターネットによる情報収集が必要不可欠ですので、これまであまり意識していなかったという方も、ぜひ積極的に取り入れていただければと思います。

また、県内在住のお客様の場合、足を使って地元の業者をひとつひとつ訪問するのも有効な手段。日頃から密にコミュニケーションをとっておくことで、物件入荷時に優先的に連絡してもらえることも期待できます。店舗訪問がむずかしい県外にお住いの方も、メールで頻繁にコミュニケーションをとるなどして、自らの存在をしっかり印象づけておくことが大切だと思います。

それではまた、次回のブログをお楽しみに!

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