追加投資と複数物件の所有 | 軍用地投資ブログ

2021年07月16日

沖縄の軍用地について徹底解説。今回は、軍用地物件を追加購入するメリットや施設選定における注意点などについてご紹介いたします。

 

 目次

 - はじめに

 - 軍用地は複数もつべき?

 - 追加購入のタイミング

 - 買い足す施設の選び方

 - 次回ブログへ

 

はじめに

皆さま、こんにちは。開南コーポレーション代表の新垣です。

前回のブログでは、購入資金の調達という視点から、軍用地専用のローンについてご紹介いたしましたが、今回はすでに軍用地を所有されている方向けに、物件の買い足し(追加購入)に関するお話をしていきたいと思います。

軍用地投資をはじめられたお客様の多くは、購入後しばらくすると(必ずといってよいほど)別の物件を購入されます。このことは、いかに軍用地投資がリスクが低く、また運用に手間がかからない投資手法であるかということを雄弁に物語っており、ベテランの地主の方々は口をそろえて「何もしなくてよいので気軽に買い足せる」とおっしゃられます。

親から相続したという方や、試しにひとつ買ってみたという方まで、軍用地を保有されている目的や理由は人それぞれだと思いますが、今後新たに軍用地を購入される際には、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

軍用地は複数もつべき?

軍用地投資をはじめたばかりの方のなかには、ふたつ目の物件を購入すべきかどうかで迷われている方もいらっしゃるかと思いますので、この項ではまず、軍用地をリピート購入することのメリットについてお話ししたいと思います。

複数物件を所有する代表的なメリットは、当然、その分の借地料収入が増えるということにありますが、副次的な要素として、施設ごとの借地単価の上昇率を把握できるという点が挙げられます。すでに地主会に登録されている方はご存知かと思いますが、毎年、各地主会より「土地賃借料算定調書及び土地明細書」という文書が地主宛に送られてきます。また、それとは別に、当該市町村内の全軍用地施設の借地単価の値上がり状況を知らせる文書も送付されてくるのですが、こちらがとても役立ちます。

この書面には、当該市町村にある軍用地の施設ごとの借地単価の増額幅や上昇率が記載されており、種別(宅地・宅地見込地)単位の借地料の推移を確認することも可能。つまり、今後軍用地を追加購入する上でもっとも重要な選択指標のひとつともいえる直近の借地料の上昇率を正確に知ることができるのです。

例えば、もしあなたが嘉手納飛行場内にある土地の地主であり、北谷町の地主会に属していたとします。その場合、嘉手納飛行場はもちろん、キャンプ桑江・キャンプ瑞慶覧・陸軍貯油施設(砂辺タンクファーム)・陸軍貯油施設(桑江タンクファーム)の借地単価の詳細まで把握することができるため、次回購入時の施設選定を有利に進められるというわけです。

 

追加購入のタイミング

以前よりお伝えしているとおり、軍用地はできるだけ早く入手して長期間保有してこそ利益を生む投資物件です。資金に余裕があり、希望の施設が売りに出ているのであれば、迷わずどんどん購入すべきというのが私どもの基本的な考え方です。

ちなみに、当社と長年おつきあいのあるお客様ですと、平均でだいたい7~8物件くらいを所有されている方が多く、施設数でいえば2~3施設、つまり施設あたり2~3物件を所有しているというパターンがもっとも多いです。

初回投資時に軍用地ローンを利用して購入された方は、再度貯蓄をして自己資金をある程度用意できる状態になりましたら、次の物件への投資を考えてもよいかと思います。手ごろな価格の物件の購入がほとんどの初回投資時に比べ、二回目以降はより金額の大きな物件への投資となるケースが多いため、資金にはゆとりをもって準備をしておかれるとよいでしょう。

また、ごくたまにではありますが、現在所有されている軍用地を売って、それを元手に別の物件に買い換えようとされる方もいらっしゃいますが、一度手にした軍用地は(何かアクシデントでもないかぎり)できるだけ長く保有していただきたいというのが私どもの本音。新しい土地を買うために既存の物件を手放すというのは本末転倒かとも思いますので、当社としてはあまりおすすめしておりません。

 

買い足す施設の選び方

先にも述べたとおり、複数物件をもつメリットは、各施設ごとの借地料の値上がり動向を把握できる点にあります。また、万が一、所有する施設に急な返還計画が立ち上ったとしても、複数施設をもっていればそのリスクを分散することができます。

ですので、当社としては基本的に、二回目以降の投資時は、初回投資時とは別の施設を購入することをおすすめしております。がしかし、これもあくまでひとつの考え方。

大前提として、お客様自身が買いたいと思う施設を選ぶことが一番ですので、無理して別の施設を購入する必要はありません。当社のお客様にも、同じ施設の物件をいくつも所有している方が沢山いらっしゃいますので、その点はどうぞご安心ください。

また、例えば、嘉手納飛行場の「嘉手納町部分」と「北谷町部分」というように、同じ施設であっても異なる市町村に位置する物件を購入することで、それぞれの市町村に存在するほかの施設の情報を入手することが可能となります。ので、同施設を買い足したいという方は、あえて別の地主会の管轄となるような地番の土地を購入するというのもひとつの手だといえます。

 

次回ブログへ

今回で購入編も最後ということで、軍用地物件の追加購入についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

軍用地は、低リスク・低コスト・低ストレスの三拍子がそろった、いわば「ほったらかしでも大丈夫」な資産運用物件ですので、感覚的には利回りのよい銀行預金のようなもの。寝かせている資金があるのであれば、今すぐにでも軍用地に換えておくべきというのが私どもの考えです。

もちろん、軍用地初心者がいきなり複数の施設を購入するのは勇気がいると思いますので、そうした方は、まずはお好きな施設をひとつ購入し、数年運用してみるとよいでしょう。そうすることで、いかに軍用地がストレスフリーな投資案件であるかをご理解いただけるかと思いますので、その時点で次のステップに移っていただければよいかと思います。

次回は、軍用地取引にありがちなトラブルについて、購入・売却それぞれのシーン別にみていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

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